は本日は「参拝マナー」について詳しく解説して行きましょう。
今回は神社での場合を中心にお話していきますね。
ただし、マナーと言ってもぜんぜん難しいことはありませんので安心して下さい。
今回お話していくような、「ちょっとしたこと」を知っているだけで戸惑わずに落ち着いてお詣り出来ますからね。
それではさっそく行ってみましょう。
宝くじに当たる!?神社での「参拝マナー」あれこれ
一度は覚えてもすぐに忘れてしまう「参拝マナー」
これを機に正しい「お詣りの作法」を覚えてしまいましょうね。
境内に入るときには挨拶を
よそのお宅に入るときは「お邪魔します」ですよね?
それと同じです。
ましてや鳥居から先は神様のいる神聖な場所です。
まずは鳥居の前で足を止め「一礼してから」境内に入りましょう。
また、参道の中央部分は「神様が通る場所」ですので、私たちは参道の端を歩くように心がけます。(諸説あります)
ただし、初詣期間などは混雑してますのでそうもいきませんよね?
どうしても参道の中央を歩かなくてはならない場合は「お邪魔してます」という感情は持ちましょうね。
ドヤ顔でオラオラ歩いてはいけませんよ。
手水の作法
神社には入口付近に「手水舎(ちょうずや、てみずや)」と呼ばれる手と口を洗うための場所があります。
水は「穢れ(けがれ)を洗い流すもの」とされています。
滝に打たれて、自身の罪や穢れを洗い清める「禊(みそぎ)」も同じ理由で行われます。
「手水」は禊のひとつであり、神前に行く前に、日常生活で少しずつ溜まっていく穢れを清めるために行うわけなんですね。
そうなんですよ。
せっかくですからしっかり覚えちゃいましょうね。
カンタンに言えば、「左手と右手と口と使った柄杓を洗うだけ」です。
- 柄杓(ひしゃく)に水をたっぷり入れる
- 柄杓を右手で持って、左手に水をかけて洗い流す
- 柄杓を左手に持ち替え、右手に水をかけて洗い流す
- 柄杓を右手に持ち替え、左手に水をためて口をすすぐ
- 口につけた左手を洗い流す
- 柄杓に左手を添えて立てるように傾け、残った水で柄杓の柄を洗い流す
- 柄杓が置いてあった場所に伏せて戻す
たまに見かけますが「柄杓から直接」口に運んではいけませんよ!
お賽銭を奉納
ではいよいよ参拝。
軽く会釈し、まずはお賽銭を奉納します。
お賽銭の金額は、その時自分がお供えしたい金額でOKです。
そうなんですよ。
たしかに、一般的にお賽銭は5円玉が「ご縁」があるとか、逆に10円玉は「遠縁」と言われ、縁が遠ざかってしまうとか言われていますが、それはあまり関係ありません。
もちろん「5円玉が良さそう!」という人はそうすれば良いと思います。
しかし本来、神様にお供えしていたのは「お米」ですからね。
感謝の気持ちがあればいくらでも問題はなく、縁が遠ざかることもありませんよ。
……。と言いますか、そもそもお賽銭の「賽」とは「神から福を受けたことを感謝し祀る」という意味です。
つまり平たく言えば、お賽銭というのは「以前にお願いしたことが叶ったことに対するお礼」であり、「これだけお供えしますからどうか願いを叶えてください!」というものではないんです。
ですので、感謝する気持ちで自分なりに金額を決めれば良いんですよ。
そして、感謝しつつ「これまでこのようなこと(受験勉強など)を頑張ってきましたのでどうか見守ってください。」と付け加えましょう。
ちなみに1,000円以上の「お札」をお供えする場合は白い封筒に入れると良いそうですよ。
あと、お賽銭箱に入れる際は出来るだけ優しく入れましょうね。
感謝の気持ちを表すお賽銭を雑に扱ってはいけませんよ。
鈴を鳴らし「二礼二拍手一礼」
お賽銭を奉納しましたら、静かに鈴を鳴らします。
鈴を鳴らすことで敬虔な気持ちになりますし、参拝者の心を祓い清めるという意味もあります。
さてここで「二礼二拍手一礼」ですね。
これが一番わからなくなってしまうんですよね?
神社によって多少の違いがあることもありますが、神社での参拝は基本的にこの「二礼二拍手一礼」になります。
【二礼二拍手一礼】
「二礼」姿勢を正して、深いお辞儀(礼)を二回繰りかえす
「二拍手」両手を胸の高さで合わせ、右手を少し手前に引き、肩幅程度に両手を開いて拍手を二回打つ。両手をきちんと合わせ、心を込めて祈る
「一礼」両手を下ろし、最後にもう一度深いお辞儀(礼)をする
「一礼」のときに祈願しますが、名前を名乗ることや無事に来れたことの報告も忘れずに思い浮かべてくださいね。
参拝後は一歩下がって軽く一礼しましょう。願い事だけしてシレっと帰るのも失礼な話ですよね。
ザックリとですが神社の参拝はこんな流れになります。
参拝が終わり、境内から出るときも入ってきたときと同じように「お邪魔しました」という気持ちで一礼しましょうね。
神社の御利益について
お詣りに行った際には少なからずお願い事はしますよね。
しかしあなたもご存じの通り、神社ごとに祀られている神様は違い、御利益の得意ジャンルも様々です。
「有名で参拝客数も多いから!」などという理由で初詣をする神社を選んでしまうと「合格祈願」の神様に「無病息災」をお願いしてしまうということになってしまうかもしれませんよ。
ですよね。笑
ジツは神社のお名前から、その御利益がわかるのでザックリですが一覧表にしてみました。社号から祀られている神様を特定し「御利益」がわかるという流れになってます。(伊勢神宮と出雲大社は特別な神社ですので別枠)
神社の名称/社号 | 代表的な神社 | 御祭神 | 御利益 |
神宮 | 伊勢神宮 | 天照大御神 | 国家鎮護、開運福徳、癒やし、広大無辺(御利益は無限とされる) |
大社 | 出雲大社 | 大國主大神 | 国家事業、縁結び、夫婦円満、病気平癒、旅行安全、五穀豊穣 |
神宮 | 明治神宮など | 天皇や天皇の祖先とされる神様 | 国家鎮護、厄除け、無病息災、社運隆盛、学業成就、商売繁昌 |
皇族名 | 吉備津神社など | 昔の皇族 | 縁結び、安産祈願、長寿(祀られている人物により御利益が変わる) |
天満宮・天神 | 湯島天満宮など | 菅原道真公 | 学業成就、農業守護、雷除け、病気平癒、立身出世、衆生救済 |
八幡 | 鶴岡八幡宮など | 八幡神 | 必勝祈願、芸能上達、厄除け、立身出世、開運福徳、国家事業 |
稲荷 | 伏見稲荷大社など | 宇迦之御魂大神 | 商売繁昌、五穀豊穣、殖産興業、開運招福、家内安全、学芸上達 |
宗像 | 宗像大社など | 宗像三女神 | 海上安全、漁業守護、豊漁、商売繁昌、交通安全、芸能上達 |
住吉 | 住吉大社など | 住吉大神 | 海運守護、漁業守護、造船守護、貿易守護 |
厳島 | 厳島神社など | 宗像三女神 | 海上安全、漁業守護、豊漁、商売繁昌、交通安全、芸能上達 |
八坂 | 八坂神社など | 素戔嗚尊 | 美容、疫病退散、心身健康、諸難除け、厄除け、五穀豊穣 |
津島 | 津島神社など | 素戔嗚尊 | 大願成就、疫病退散、心身健康、諸難除け、厄除け、五穀豊穣 |
春日 | 春日大社など | 武甕槌命(タケミカヅチ) 経津主命(フツヌシ) | 開運招福、商売繁昌、災難除け、国家鎮護、旅行交通 |
熊野 | 熊野本宮大社など | 熊野神 | 海上安全、開運招福、厄除け、現世守護、後世守護、夫婦結び |
日吉・日枝 | 日吉大社など | 大山咋神 | 国家鎮護、農業守護、厄除け、無病息災、開運、所願成就 |
愛宕 | 愛宕神社など | 迦具土神 | 国家鎮護、火除け、鍛冶、縁結び、商売繁昌 |
秋葉 | 秋葉神社など | 迦具土神 | 開運福徳、火除け、家族円満、商売繁昌、殖産興業 |
熱田 | 熱田神宮など | 熱田大神(アツタノオオカミ) 草薙剣(クサナギノケン) | 開運福徳、悪疫退散、勝負運、国家鎮護 |
浅間 | 浅間神社など | 木花咲耶姫命 | 火災除け、和裁上達、子宝、航海安全、五穀豊穣、産業守護 |
貴船・貴布祢 | 貴船神社など | タカオカミノカミ クラオカミノカミ | 開運福徳、火災除け、水難除け、縁結び、商売繁昌、飲食業 |
水 | 水神社など | 弥豆波能女命 | 水利、水防、工程順調、開運 |
水分 | 吉野水分神社 | 天之水分大神 | 水利、夫婦円満、子授かり、子守 |
※参照:goukin.exblog.jp
宝くじが当たる!?「神社の参拝マナー」 まとめ
いかがでしたか?
本日は「宝くじが当たる!?神社のお詣り方法と金運アップの参拝マナー!!お賽銭や御利益も詳しく解説!!」と銘打ち、意外と知らない神社の参拝マナーについて詳しく解説してきました。
目からウロコ的なお話もあったのではないですか?
ザックリとした作法としてはこんな感じですが、神仏習合(しんぶつしゅうごう)の名残でお寺でも2礼2拍手1礼のところがあったり、逆に神社でも参拝作法が異なる例もあります。(出雲大社の2礼4拍手1礼など)
そんな時は必ず案内看板があると思いますのでそれを参考にして正しい方法で参拝して下さいね!
ゆっくりお詣りを楽しんでください!