本日はですね、太陽環が出現する太陽丘のお隣、土星丘に出現する「土星環」についてのお話です。
はい。
「土星環」と言う手相は「天才の手相」と言われる反面、「孤独」や「貧困」などマイナスイメージの凶相として紹介されることもあります。
ただ、この意味合いは手相の読み解き方によっても大きく変わってきますし、そもそも手相というのは単一の掌線のみで占うわけではありませんからね。
今回はそのあたりも詳しく解説していきますよ!
それではさっそく行ってみましょう!
レッツ、土星のWAっ!!
手相は見方が大事!まずは基本を知ろう!
手相というのは指紋と同じく「同じもの」を持っている人はいないと言われています。
気になりますよね。
ここに関しては諸説あって、専門書や鑑定士によっても見方がことなるようです。
一般的によく言われているのは「左手が生まれ持った手相で、右手が未来の手相」などとされていますが、何を信じるかはあなた次第です。笑
手相はどう見る?
まずは下の手相を見てください。
基本的な3つの線「生命線」「感情線」「知能線」に加えて、下から上に真っ直ぐ伸びる「運命線」があります。
この4つの線は有名ですもんね。
カンタンに解説すると…。
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ということになります。
また、手相においては前述の「4つの線」以外にも、非常に重要でしっかりと加味するべきものがあります。
はい。
それは「丘(きゅう)」と呼ばれる、掌の盛り上がった部分のことです。
「丘」は下図の通り掌の中に9つあり、線同様にそれぞれに司るものがあります。
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このように「丘」にはそれぞれ役割(意味)があり、色や膨らみ具合などを見ながら総合的に判断していきます。
丘は、自然なピンク色(血色が良い)で且つ艶、張りがあって、ふっくらしている状態が良いとされています。
さてでは基本的な見方がわかったところで、いよいよお待ちかね!
「土星環」について詳しく解説して行きましょう!
土星環は凶相なの?
下図のように中指の下の領域「土星丘」で、中指の付け根を囲むようにカーブしている線を「土星環」と言います。
あー!たしかにそうですね!笑
この「土星環」を持っている人というのはごく僅かで非常に珍しい線なのですが、一般的にこの線は「孤独」と「貧困」という意味合いで紹介されることが多いんです。
そうですね。
土星環を単一の線として観た場合は「解決策がまだ見つかっていない問題」をひとりで抱え込んでいる状態や、「ひどい孤独を感じている」と読み取る場合があります。
ただ、この読み方は「キロ」という19世紀に英国で活躍した手相家が「不運の相」と解釈していたからなんですね。
はい。
キロは、まさに現代手相の祖とも言うべき手相家で、今でも多くの手相術がキロの影響を色濃く受けているんですよ。
そして、そのキロが土星環を不運の相と解釈していたのには理由があるんです。
土星感を持つ人は「孤独」を好み、非常に頑固モノで周囲から干渉されたりするのを極端に嫌がります。
でも、自分のやり方を信じるのは良いことかもしれませんが、時として他人の忠告や意見を受け入れる姿勢は大切ですよね。
つまり、そんな「周囲に耳を貸さず、孤独を好む頑固モノには悲惨な未来が待っている」ということで、キロは土星環を「不運の相」と解釈したわけなんです。
土星環はやっぱり天才肌
前述してきたように、キロの影響もあって「土星環」は一般的には「不運の手相」と解釈されることが多いです。
どうしても「孤独」や「貧困」なんて言うとマイナスなイメージがありますもんね。
でもそこには違う意味合いが隠されていると思うんです。
さきほど「丘」のところでも解説しましたが、土星環が出現する「土星丘」は忍耐、努力、または孤独を司る丘です。
これらの忍耐、努力、または孤独という言葉からは「強いこだわり」や「あきらめない探究心」などが連想出来ませんか?
たしかにこの「土星環」を持つ人は孤独を好み自身の殻に閉じこもりがちですが、同時に「ひとつのこと」に集中し、強いこだわりを持つ傾向があるんです。
また、類い希なる「あきらめない探究心」によって、その「こだわっている分野」でコツコツと努力を積み重ねることが出来る「熱い心」を持っているわけです。
つまり。
その「こだわっている分野」を徹底的に極めれば、天才的な才能を開花させる可能性を大いに秘めているんですね。
土星環は孤独でやりぬく
忍耐力って大切ですよ。
忍耐力があるということは、乗り越えることが困難かと思えるほどの大きな壁にぶち当たった時でも絶対に逃げ出さないということなんです。
つまり「やり遂げる力」「やり抜く才能」を持っているというわけです。
また、筆者的に声を大にして言いたいことがあるんです。
太陽環にしろ太陽丘にしろ、どうもマイナスイメージで「孤独」というワードが出てきてしまいますが、孤独というのはそんなに悪いことばかりではありません。
「孤独を好む」は言い換えれば「一人になりたい」「ひとりの時間が欲しい」「だって集中したいんだもん!」ってことだと思いません?
「誰にも邪魔されない自分の時間」を作ることによって、徹底的に自らに課すその「課題」に向き合うことが出来ます。
成功ってそんなことの積み重ねだと思うんですよね。
その「努力の積み重ね」によって、周囲の人よりも遙かに優れた「磨かれた何か」を手にすることが出来るんです。
手相というのはその人そのものです。
その人の個性そのものなんです。
その手相を持つ人の考え方や行動によって、それはプラスにもマイナスにも作用するんです。
だからこう言いたい。
孤独最高だし。注)筆者は孤独が大好きです。
まぁ、とは言いつつも、こんなふうな人は大切な友人なども遠ざけてしまいがちですので、太陽丘はあまり発達してないほうが一般的な人間関係は円滑にいくと思います。笑
土星環がある場合はこの「孤独」の意味合いをさらに強めてしまいますからね。
土星環にもいろいろな種類がある!
さて、土星環について筆者の私見も交えながら詳しく解説してきましたが、前述の通り土星環を持つ人というのは自分なりの世界観を持ち、こだわりが強く、多くの人といるよりは一人を好む傾向があります。
周囲からは非常に変わった人だと思われることが多く、天才扱いされることも多いでしょう。
そしてこの「土星環」も他の手相と同様に、いくつかのパターンがあります。
ここからはいろいろな土星環のパターンについてそれぞれ詳しく解説して行きましょう。
土星環が濃い
上図のように土星環が濃く太く出現することがあります。
このような土星環を持っている人は、人並み外れた鋭い感性を持ち、周囲とは一線を画する独自の世界観を作り上げています。
仕事や趣味はもちろん、様々なことに強いこだわりを持ち、さらにはそれを絶対に曲げず貫き通しますので、ある意味天才的な能力を発揮し大きな成功を掴むことが出来るかも知れません。
また、人並み外れた高い集中力を持っていますので、こだわった分野においては神レベルの技術や技量が身につくはず。
また前述の通り、探究心が非常に旺盛ですので、自身が納得するまでとことん突き詰めないと満足出来ないんですね。
そうかもしれませんね。
土星環を持つ人はコツコツコツコツと、そのこだわってる課題や研究に打ち込み、業績などを積み上げていくことにも優れてますからね。
ノーベル賞を獲得するような、人類の未来のための研究をされている学者さんなどが想像しやすいです。
また土星環を持つ人は、非常に思慮深く哲学的な面も併せ持っていますので、未来に語り継がれるような名言や名書を残すかもしれません。
土星環が薄い(細い)
上図のように土星感が薄く細く出現する場合があります。
と言いますか、前出の「太い土星環」が出現するほうが稀で、土星環はほとんどの場合がこんなふうに細いです。
このような細い土星環の場合は、その意味合いを若干弱めてしまいます。
もちろん一般の人よりは鋭い感性を持ってはいますが、卓越とまでは行かないんですね。
ただし世界観についてはやはり独特なモノを持っていて、天才的な面についても場面によってはチラリと顔を出します。
こだわりや集中力についても、一般の人よりはもちろん強いですが「太い土星環」よりは弱めです。
集中力はあるのですが、それが自身のためになってない場合があるんですよね。
要はそのこだわりが技術や技量を伸ばすことや知識を高めることに直結してない場合があるんです。
はい。
いまひとつ自身の行動と成果が噛み合わないんです。
平たく言えば、やや空回り気味になってしまうということなんですね。
能力自体は優れたモノを持っているはずですので、このあたりを是非気をつけて突き進んでいけば、自ずと結果に繋がるはずです。
土星環が二重に出現
かなりのレアケースですが、上図のように土星環が二重に出現することがあります。
このような「二重土星環」を持っている人は、感性の鋭さも相当なモノで、世界観についても我々ではなかなか理解できないような領域のものを持っています。
はい。
同時にふたつの価値観や世界観、思想などを併せ持つこともありますので、普通の人にはどうしても理解できない部分があるかもしれません。
こだわりについても同様で、絶対に曲げない強固な信念を持ち、多少の困難にぶつかっても絶対に貫き通す強さを持っています。
また発想力も非常に豊かで、私たちが思いもつかない様々なことを次々と提案し、天才的な能力を発揮します。
忍耐力や集中力、探究心なども相当なモノで、自身で一度決めたことや掲げた目標は達成出来るまで諦めません。
おそらくは自身がこだわっている分野や携わっているビジネスなどでは第一人者的存在まで登り詰めるはずです。
※ほとんど無いとは思いますが、2本以上の土星環が出現している場合は上記の意味合いをさらに強めることになります。
土星環が切れ切れ
上図のように土星環が切れ切れに出現することがあります。
この「切れ切れの土星環」の意味合いは、感性については非常に鋭く、土星環特有の独特の世界観も持っているのですが、切れ切れな分だけ不安定になってしまうんですね。
見た目通りですよね。
その鋭い感性はいつもいつも発揮されるわけではなく、場面によっては感性が鈍ってしまい、自身が思い描くような成果に繋がらないこともあるんです。
世界観についても独特は独特なのですが、常にそれを信じて突き進むわけではなく、時として周囲からの影響を受けてしまい、その世界観に一貫性がなくなってしまうんですね。
また「こだわり」についても同じことが言え、貫き通さなければいけない場面においてもそれが出来ないことがあるんです。
まぁ平たく言えば、人間ぽいっちゃ人間ぽいわけです。
もちろんある程度の天才的な部分は垣間見えますが、忍耐力や集中力、探究心が一定に保たれておらずフワフワとしてしまっているイメージで、詰めが甘い印象です。
ただしこんなふうに「人間っぽさ」がありますので、人間関係で悩むことはそれほど無さそうですよ。
土星環が途中で途切れてる
上図のように土星環が途中で途切れてしまい、空白が出来てしまうことがあります。
こちらのパターンも見た目のイメージ通りの意味合いで、この途切れた期間だけ土星環の意味合いが無くなってしまう(弱まってしまう)ことを表しています。
特定のある時期だけ、鋭かった感性は鈍くなり理想としていた世界観が崩れ、天才的な能力を発揮していた分野でも凡人のようになってしまうことが考えられます。
もちろん類い希なる忍耐力も途切れてしまいますので、今まで積み重ねてきた努力によって獲得してきたこだわりも一時的に停滞してしまいます。
そもそも集中力自体が弱まってますので様々なことに目移りしてしまうかもしれません。
ただ、そんなときは良い機会だと割り切って、目移りした先の何かを楽しんでみるのも良いかもしれませんよ?
はい。
この「途中で途切れてる手相」というのは、今回の土星環に限らず、近い将来その意味合いが必ず復活します。
ですのでそれほど気にすることもなく、それ自体楽しんじゃうのが最善なんです。
今回の土星環であれば、本来苦手だったはずの「人の輪」も気にならなくなっているはず。
思い切って合コンなんて良いかもしれませんよ〜?笑
土星環と運命線が繋がっている
上図のように土星環と運命線が繋がっていることがあります。
なんか凄そうですよね。笑
「土星環と運命線が繋がっている」場合の意味合いはズバリ、大器晩成の超大吉相です。
このパターンは、類い希なる感性や周囲とは一線を画する独特な世界観を持っていることには変わりありませんが、それに加えて「圧倒的で運命的なヒラメキ」に恵まれることがあるんです。
自身のヒラメキ(直感)を信じて行動したその時が人生の分岐点となって、非常に大きな幸運や大成功に繋がる可能性があります。
また、土星環を持つ人の特徴である「天才的な能力」を社会に活かすことが運命だと感じることがあるかもしれません。
強い忍耐力の中でコツコツと積み重ねてきた努力が、晩年に大輪の花を咲かせることでしょう。
土星環に島が出現
上図のように土星環に島が出現することがあります。
はい。
掌線上に島が出現する手相は基本的にはあまりよくありません。
今回の土星環の場合は、類い希なる鋭い感性や独特の世界観を持っていても、その力がうまく発揮されないはず。
「あの人…。変な人よね〜…。」
なんて変人扱いされることもしばしば。具体的な打開策はありませんが、このような手相を持っている人は自身の能力を過信せず、慎重に進んで行くよう心がけてください。
以前の記事でも同じようなことを言いましたが、手相というのはその人の行動や思考でドンドン変化していくものですからね。
自重することで島が消える可能性は大いにあります。
【手相】土星環は天才の手相!?中指の下の線(リング)は凶相かも!? まとめ
いかがでしたか?
本日は「【手相】土星環は天才の手相!?中指の下の線(リング)は凶相かも!?」と銘打ち、土星環が凶相と言われている意味や天才の手相と呼ばれている意味、そして色々な種類の土星環を紹介してきました。
本文中のニュアンスでも伝わったとは思いますが、正直、筆者的には土星環は凶相だとは思ってません。
だって愚直に真っ直ぐ努力して、周りが何を言おうがゴリゴリ突き進んでる人ってカッコイイじゃないですか。
今はまだ世に認められず貧困に苦しんでいたとしても、きっといつか花は咲き、たわわな果実が実るはずですよ!
憧れちゃいます!
最後までお付き合い下さいましてありがとうございました。