こんにちは、オタ助です。
朝夕は随分と冷え込みも強くなって、そろそろ本格的に冬服の登場ですね。
晩秋から冬に入ればいよいよインフルエンザの流行時期になります。「予防接種」の受付は済んでますか?(予防接種の受付は10月1日から。開始は10月末。)
今年のインフルエンザは例年よりも早くに始まっていて、すでに東京都内で学級閉鎖している小学校もあります。(なんと9月6日時点で!)
そんなインフルエンザには「A型」や「B型」など、様々な型が存在していることはよく知られていますが、今年流行する型は何型なのでしょうか。
2017-2018で流行が予想されるインフルエンザの型を調べてみました。
スポンサーリンク
今年流行するインフルエンザの型は?
今年流行が予想されるインフルエンザの型はどんなものなのでしょうか。
インフルエンザの感染を未然に防ぐ手段としては予防接種が効果的だということはよく知られていますね。
そのワクチンを開発するために、他地域や他国での流行状況やここ数年での傾向を踏まえて「今年はどんな型のウィルスが流行するか?」ということを厚生労働省や国立感染症研究所が毎年予想しているんです。
どんな型が流行するのかを予想し、毎年微妙に違うワクチンを開発しているんですね。
今年流行が予想される型は以下になります。
【2018/2019冬シーズン】
- A/Singapore(シンガポール)/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09
- A/Singapore(シンガポール)/INFIMH-16-0019/2016(IVR-186)(H3N2)
- B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
- B/Maryland(メリーランド)/15/2016(NYMC BX-69A)(ビクトリア系統)
参照:国立感染症研究所
※「A型/Singapore(シンガポール)/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09」という型は、2009年に世界的に大流行(パンデミック)した型です。
南半球のインフルエンザ流行状況に注意
オーストラリアやニュージーランドなど南半球では、日本がある北半球とは季節が逆になりますよね。
私たちが住む北半球が夏の間に、「南半球でどのようなウィルスが流行したのか」がその後の北半球の流行状況に反映すると言われているんです。
今年の夏、オーストラリアでは「H3N2」と呼ばれるA型インフルエンザが流行したそうです。
流行しているインフルエンザA型の特徴
インフルエンザA型の特徴として、その爆発的な感染力と非常に強い増殖力が挙げられます。
そのため、感染してから発症するまでの期間が非常に短いんです。
つまり感染すると、「徐々に症状が現れる」のではなく「初期段階から激しい症状が現れる」んですね。
インフルエンザA型に感染した場合、その症状が表面化するまでの期間「潜伏期間」は「およそ1日〜3日」です。
前述の通り、インフルエンザA型を引き起こすウィルスは非常に強い増殖力を持っていますので体内に入り込むと「あっ」という間に増殖しすぐに症状が現れます。
はい。潜伏期間中でもインフルエンザA型は他人に感染する怖れがあります。
身近にインフルエンザに感染したことが疑われる人がいる場合や、自分も感染した可能性があるという場合は出来るだけ「高機能なマスク」を着用するようにしましょう。
前述の通りインフルエンザA型は初期段階から
- 38℃〜40℃の高熱
- 悪寒や寒気
- 全身に及ぶ関節痛や筋肉痛
といった、その特徴的な症状が見られます。
このような激しい症状が初期段階から見られる場合はインフルエンザA型に感染している可能性が高いため、速やかにお近くの医療機関を受診してください。
インフルエンザの感染経路
①空気感染
「空気感染」とは…。
「空気中に漂っているインフルエンザウィルスが体内へと侵入する」
という感染経路です。
そうなんですよね。ただしこの感染経路による感染はそれほど多くないという研究結果もあります。
というのも、これは対策が容易に出来るという点があるからなんです。
インフルエンザウィルスというのは「気温が低く、乾燥した環境を最も好む」とされていて、具体的には「気温20℃以下で湿度20%」程度の環境が大好きなんですね。
特に狭い部屋の中だとウィルスがふわふわと浮遊してしまい、それを吸い込んで感染してしまうんです。
つまり、この環境を変えてしまうだけでインフルエンザウィルスは生存が困難になる(壊れる)わけなんです。
要は気温(室温)を上げて、湿度を上げてしまえば良いわけなんですね。「室温20℃付近(以上)、湿度50%以上」になると、インフルエンザウィルスにとって「生存しにくい環境」になるんです。
そうなんです。加湿器などで部屋の湿度を保ってあげるだけで、インフルエンザウィルスは生存できなくなるんですね。
【関連】:超音波式加湿器 (4L) 超音波ミスト
②飛沫感染
この「飛沫感染」が感染経路としては最も多いとされています。
「飛沫感染」とは…。
「すでにインフルエンザに感染している人から出るクシャミや咳によって、そこに含まれるウィルスを他の人が吸い込んで感染する」
という感染経路です。
この飛沫感染による経路の割合が、すべての感染経路の中で最も多いと言われています。厚生労働省もこの飛沫感染について強く注意喚起を行っています。
ヒトのクシャミや咳によってウィルスが飛散する距離は2メートル程度と言われています。特に不特定多数の人がひしめき合い、密閉された空間というのは感染確率が高まります。
そうですね。あとは仕事場や娯楽施設なども注意が必要ですよ。
インフルエンザに感染している可能性がある場合は外出は絶対に避けましょう。わかってて他の人に感染させるなんて「傷害」に等しいですから!
また健康な方もしっかりとマスクを着用して未然に防ぐ努力をしましょうね。
【関連】:限定販売 日の丸マスク ピッタリッチ PM2.5+抗菌 ・ 防ウィルス 【再利用可能】
これ、めっちゃ良いです!羽生選手などオリンピック選手も愛用してましたよね!
|
③接触感染
もちろんそういった接触感染もありますが、ここで言う「接触」というのは「直接的」な接触だけではなく「間接的」なものも含まれます。
はい。「接触感染」とは…。
「すでにインフルエンザに感染している人が触ったドアノブや電気のスイッチ、衣服などに触れることで、そこに付着していたウィルスに接触し、感染する」
という感染経路です。
その手で口や鼻などの粘膜部分をこすってしまったりすることで感染します。食べ物をシェアすることで感染してしまうケースもあります。
これは主に家庭内、家族間で発生することが多い感染経路です。
十分な手洗いが大切!
インフルエンザの予防には手洗いが最も効果的です。
手洗いというのは物理的にウィルスを洗い流す行為ですので、調理や食事の前、トイレの後、外から帰ってきたときなどはよく洗いましょう。
手を洗うときも、手のひらだけではなく、指の間や爪、手の甲や手首まで入念に洗い、しっかりと洗い流しましょう。2度洗いは更に効果的です。
こちらの動画に正しい手洗い方法が詳しく紹介されています。特に小さなお子さんや高齢者がいるご家庭の方はしっかりご覧になってください。
2017に流行するインフルエンザの型 まとめ
いかがでしたか?
本日は「インフルエンザ2017 流行する型は?予防や対策、流行時期の注意点を解説!」と銘打ち、今年流行が予想されるインフルエンザの型やその予防や対策、注意点などを詳しく解説してきました。
インフルエンザというのは、どれだけ備えても感染してしまうときはしてしまいますが、やはり何もしないよりは良いと思います。
やれることはすべてやって、万全の体制でインフルエンザに備えるようにしましょうね。
筆者も昨年A型に感染してしまい、40度近い高熱と酷い全身症状に苦しめられました。
今年は「予防接種」「手洗い」「加湿器」「マスク」の完全体勢で備えたいと思います!
あんな思いはもう勘弁ですからね!
ではまた^^
【インフルエンザの関連記事】
インフルエンザの症状|油断するな!微熱や軽い症状はB型の可能性がある!
インフルエンザC型の症状や特徴と潜伏期間!検査や対処法は!?
インフルエンザに解熱剤は効く!?ロキソニンやカロナールは!?
インフルエンザの予防に効果的な食べ物とは!?免疫力を高めてウィルスを撃退せよ!
インフルエンザA型の潜伏期間は!?症状は!?どんな特徴がある!?
インフルエンザ予防接種は効果アリ!?期間はどれくらい?厚生労働省はどう考える?
インフルエンザの感染経路は3つ!家族間での予防と対策はこれだ!
インフルエンザ 流行する型は?予防や対策、流行時期の注意点を解説! ←いまここ
インフルエンザ完治までの期間は何日!?大人と子供で違う!?判断基準は!?
【ノロウイルスの関連記事】
ノロウイルスの初期症状と潜伏期間は!?予防や治療も詳しく解説!!
ノロウイルスに効く予防接種やワクチンはあるの!?有効な手洗い方法も!
ノロウイルスの感染経路はこれだ!家族間の予防や注意点も徹底解説!
【風邪かな?と思ったら…】
マイコプラズマ肺炎の症状とは!?大人は特に注意が必要!?予防法も詳しく解説!
咳が止まらない!長引く咳の原因は意外な病気かも!?5つの可能性を疑え!
咳が止まらない!?それ…。慢性閉塞性肺疾患(COPD)かも!?