こんにちは、オタ助です。
今日から11月。そろそろインフルエンザの流行期間に入ります。
毎年流行を繰り返し、多くの人がかかってしまうインフルエンザ。一度かかると、症状が治まったとしても「感染を広めないため」に、保育園や小学校、勤め先に行くことが出来ない場合もある非常に厄介な病気です。
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そこで今回はですね、「インフルエンザが完治した」とはどのような状態のことなのか、完治の判断基準や完治までの期間について詳しく解説して行きたいと思います。
それではさっそく行ってみましょう。
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インフルエンザの「完治」とは
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスを病原体とする感染症のことです。
インフルエンザウイルスにはA、B、C型の3種類があり、特にA型とB型が流行しやすい型です。
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インフルエンザの流行は、日本では早ければ11月初旬、遅くとも11月下旬ころには流行し始め、長いときは翌年の4~5月まで続くこともあります。(それ以外の季節にインフルエンザを発症する人もいます。)
インフルエンザの主な症状は、38度以上の発熱や頭痛、全身の倦怠感、関節痛、筋肉痛、消化器症状などです。
これらの症状は一般的に、ウイルスに感染してから1~3日の潜伏期間を経て、突然あらわれます。
他にも鼻水や咳など、いわゆる風邪のような症状もみられますが、高熱をはじめとした全身の症状が突然発生するのがインフルエンザの特徴です。
インフルエンザ完治の基準
さて、インフルエンザは症状がどのようになれば「完治」と言えるのでしょうか。
ジツはその判断というのは、非常に難しいものなんですね。
高熱や激しい頭痛、咳などの症状が収まると、どうしても「完治した」と思いがち(思いたい)ですが、自覚症状が治まった後も一定期間はウイルスが体内にとどまっているんです。
この期間は「完治した」とは言えません。まだ他人に移してしまう可能性もあります。
残念ながらインフルエンザのウイルスが体内から全くいなくなったかどうかを検査することは基本的には出来ないんです。
病院などの医療機関で一般的に行われているインフルエンザの簡易検査キットは、一定数以上のウイルスがいなければ陽性とはならないからなんですね。
つまり検査で陰性になったとしても、まだインフルエンザウイルスが体内にいる可能性があるわけなんです。
ですので現状としてはインフルエンザの完治に、明確な判断基準はないということになります。
インフルエンザ完治までの期間はどれくらい?
前述したとおり、インフルエンザの完治というのは非常に判断の難しいものですが、一般的に「治った」と言われるのは、熱が下がり、咳などの「症状がなくなった状態」と「ウイルスが体内からいなくなった状態」です。
ではそれぞれにかかる期間はどれくらいなのでしょうか。
症状がなくなるまでの期間
インフルエンザは、インフルエンザ脳症などの合併症などがなければ、3~7日程度で解熱して、咳や鼻水などの症状も軽くなることがほとんどです。
ただし、咳だけが2週間程度続くこともあり個人差が見られます。
インフルエンザウイルスが体内に存在する期間
インフルエンザウイルスに感染すると、大人の場合は「発病の前日から発病後5日後」まで、子供の場合は「発病の数日前から10日以上」に渡り、周囲の人に感染させる可能性がありますので注意が必要です。
油断せずに「高機能なマスク」などを着用し、家族などにも移さないように心がけましょう。この期間は症状が治まっていても外出は控えてくださいね。
ウイルスが体内から完全にいなくなったかどうかはわからないですが、少なくともこの間は「インフルエンザウイルスを持っている」ということは忘れないでください。
インフルエンザ完治までの期間を短くするために
インフルエンザ完治までの期間を短縮していくためには2つの方法があります。
インフルエンザワクチンの予防接種
毎年、流行期に合わせてインフルエンザワクチンが用意されています。
予防接種を受けても感染や発症を100%完全に抑えることは出来ないものの、発症した際には症状が軽くなり、そのぶん完治を早める効果が期待できます。
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抗インフルエンザ治療薬
有名なタミフルに代表される抗インフルエンザ治療薬を使用することで発熱の期間を1~2日短縮し、ウイルスの排出を減らす効果が見込めます。ただし抗インフルエンザ薬は発症後48時間以内に服用しなければその効果は小さくなってしまいます。
また、予防接種を受けたり治療薬を使用したりして完治が早まったとしても、登校・登園停止期間が短縮されるわけではないので、その点は注意してください。
必ず医師から指示があるはずです。
インフルエンザ完治までの期間 まとめ
いかがでしたか?
本日は「インフルエンザ完治までの期間は何日!?大人と子供で違う!?判断基準は!?」と銘打ち、「インフルエンザが完治した」とはどのような状態のことなのか、また完治の判断基準や完治までの期間などについても詳しく解説してきました。
自覚症状が治まれば外出したくなる気持ちもわかりますが、前述した一定期間は必ず自宅待機しましょうね。
美味しいものでも食べて、読みたかった本を読みながらゴロゴロしてください。笑
ではまた^^
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