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こんにちは、オタ助です。

前回まで数話に渡って解説してきた「不動産投資」記事の中で、「マイナス金利」という言葉が度々登場しましたよね。

えへへ。ジツはあんまり詳しくはわかってなかったのよね〜。

 

本日はその「マイナス金利」について詳しく解説していきたいと思います。

めめ
…。
せぶ
んにゃ…。
ナナ
ごろごろ…。

 

何となく難しそうな印象のある「マイナス金利」という言葉ですが、その仕組み自体はぜんぜんむずかしいことありませんから安心してくださいね。

こういうことがハッキリと理解出来ると、経済の話などがとっても楽しくなりますよ。

それではさっそく解説していきましょう。


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マイナス金利とは

日本銀行(以下日銀)が「マイナス金利」の導入を決定したのは2016年になったばかりの1月のことでした。

もちろん日本においては初めてのことでしたので、ニュース速報でも流れたくらいのビッグニュースだったんですね。

たしか日経新聞だったと思うんですけど、正式発表の前に「飛ばし記事(ウラを取らないまま書かれた記事)を出したんです。

筆者も「まさかそんなことないっしょ…。」と思っていたのですが、その1時間後くらいに「マイナス金利」導入が正式発表されました。いや、シビれましたよ。

2013年4月に導入された「量的・質的金融緩和」、いわゆる「異次元緩和」はまさに大きな転換点を迎えたということだったんです。

ふーむ…。

 

さて、「マイナス金利」と聞くと、「マイナス」という言葉のせいもあって「また悪いニュース…?」とイメージしてしまいますよね。

マイナス金利政策が導入されると私たち一般庶民の銀行預金の金利がマイナスになって「銀行にお金を預けていると損をする!」と勘違いをされている方も多いかもしれません。

うん…。なんか損しちゃいそうよね…。

 

し か し 。

それはぜんぜん違うんですね。

2016年1月に導入されたマイナス金利というのは「日銀と各金融機関における金利の話」であって、私たちが普段利用してる銀行の預金利子がただちにマイナスになるという話ではないんです。

そうなんだ!?

 

はい。そうなんですよ。

私たちが銀行などに口座を持っているように、各金融機関は日銀に口座を持っていて、莫大な額のお金を預けています。

マイナス金利以前に預けた分はこれまで通りの金利が付きましたが、マイナス金利導入後に新規で預ける分についてはマイナス金利(-0.1%)が適用されるということなんです。

マイナス金利が導入されるとどうなるのか

何となく流れはわかったような気がするけど、結局のところどうなるの?

 

はい。ここからが話のキモになります。

金融機関としては、これまで通り日銀にお金を預けていると、利子が付くどころか「逆に利子を払う」というバカバカしいことになってしまいました。

するとどうなるか。

「そんなバカな話があるかいっ!だったら日銀に眠らせておくより、他の投資に回したり企業や個人に融資して金利もらったほうがいいじゃねぇか!」

日銀の筋書き通りに事が進んでいくわけです。

そもそもこの「マイナス金利政策」というのは「景気刺激策」です。

つまり、眠っているお金を市場に出回らせて企業の設備投資や賃上げなどを後押しして景気を刺激しようということなんです。

あっ!だから個人もお金を借りやすくなって頭金無しとかで不動産融資が受けられるようになったんだ!?

 

そういうことなんですね。

マイナス金利が私たち個人へ及ぼす影響についても解説していきましょう。

マイナス金利が私たち個人へ及ぼす影響やメリット・デメリット

マイナス金利の導入は銀行間や企業だけでなく、私たち一般庶民にも影響を及ぼします。

メリット・デメリットに分けて解説して行きましょう。

【メリット】

銀行などの金融機関はマイナス金利の影響で、「日銀にお金を預けて金利を得る」という従来の運用が出来なくなりましたので、前述の通り企業や個人に融資したいと考えます。

日銀に払うくらいなら、小さい金額だとしても企業や個人から貰ったほうが良いですもんね。

その結果、住宅ローンや自動車ローンの金利が軒並み下がり、今まで借りられなかったような人でも審査自体が緩和され借りやすくなったんですね。

うん。「不動産投資」で勉強した通りね。

 

すると当然、住宅や自動車が売れるようになりますので、不動産や自動車に関係する企業・業界は好影響を受けるわけです。

また、為替にも大きく影響しました。

日本円よりも他の国の通貨で資産を持ったほうが金利をたくさん貰えますので、「外貨に両替したほうがオトク!」と判断する投資家たちが増え、結果として円安に繋がりました。

当時、徐々に円高に傾いていた為替相場はマイナス金利の発表と同時にグググッと円安に傾いたんですね。(118円台→121円台)

このように円安に傾けば外国人旅行客が増加し、インバウンド需要が増えますので観光業界や旅行業界にとっては良い環境となり景気を刺激するというわけです。

【デメリット】

本文冒頭で「私たちが普段利用してる銀行の預金利子がただちにマイナスになるという話ではない」というお話をしましたが、やはり各金融機関は金利の引き下げを続々と実行しました。

今後は、ATM利用料や振込手数料の大幅な引き上げも考えられますよね。

やっぱり…。困るわ…。

 

とは言いつつも、そもそも銀行の預金金利は定期でも0.01%ですからね。

0.01%…?

 

金利0.01%というのは、1億円を1年間預けても1万円しか貰えないということです。ですので、いまさら仮に金利がゼロになっても大した問題ではありません。(ちなみに普通預金の金利は0.001%です。1億円預けて1,000円ですからね。笑)

ただしATM利用料や振込手数料については注視しなければいけませんね。

なぜ日銀は黒田バズーカ(マイナス金利)を放ったのか

マイナス金利のことはザックリとご理解頂けたと思います。

ここからは「なぜ日銀はマイナス金利を導入したのか?」について解説して行きます。

もちろん前述の通り「マイナス金利」というのは景気刺激策だったわけですが、日本の金融政策というのは2008年のリーマンショック後は「ゼロ金利政策」を導入していて「もうこれ以上は金利を下げることは出来ない」と考えられてきました。

【リーマンショック】
2008年9月15日、アメリカ証券業界第4位のリーマン・ブラザーズが連邦破産法第11章の適用を裁判所に申請し経営破綻したこと。これに端を発し、世界的な金融危機が引き起こってしまったんですね。

 

そのため(もう金利はいじれないため)「量的緩和」「質的緩和」で対策を講じてきたわけです。

➡【量的緩和】
日銀が金融機関から国債を買い取って、「銀行が自由に使えるお金」を増やし市場に出回らせようとした政策のこと。
➡【質的緩和】
日銀が金融機関から買い取る資産の対象を広げて、超長期国債やETFなどの金融商品も買い入れようとした動きのこと。

いずれにせよ、結局のところどちらも「市場にお金を出回らせること」が目的です。

しかしこの「量的・質的緩和」にはすでに限界が来ていました。マイナス金利を打ち出す前の日銀会合でも「金融緩和自体」は予想されていました「日銀にもう手持ちカードは無いっしょ。」という疑念があったそうです。

「緩和はけっこうだけど、ジッサイ何やんの?」という状態です。

そこで黒田総裁がブッ放してきたバズーカが、この「マイナス金利政策」だったわけです。

バズーカ

そもそも金融政策というのは「金利を動かす」ということが真っ当な(正当な)やり方です。

しかし日本は前述の通り「ゼロ金利政策」を取っていたため動かしようがないと考えられてきました。

しかしこのように黒田総裁が壁を破ってきたことによって、金融政策は2次元から3次元へと変化し、幅を持たせることに成功したわけなんです。

ちょっとむずかしかったですか?

ちなみに余談ですが、今回の話と真逆に位置する金融政策が「利上げ」です。

景気の良い国は「利上げ」を行い、市場から少しだけお金を引き上げ景気にブレーキをかけるんですね。


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マイナス金利とは?今更聞けないマイナス金利 まとめ

いかがでしたでしょうか?

本日は「マイナス金利とは?今更聞けないマイナス金利の効果とメリット・デメリット」と銘打ち、マイナス金利の概要について解説してきました。

ザックリとは「マイナス金利」のことがご理解頂けましたでしょうか?

今記事を読んだ上で、改めて「不動産投資」関連の記事などを読んで頂きますと更に深く内容を掴むことが出来ると思いますので是非お時間のあるときにお試しくださいね。

それでは本日は以上になります。

最後までお付き合い下さいましてありがとうございました。

ではまた^^

 

 

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