こんにちは、オタ助です。
しかし関東から北は何とも淋しい夏になってしまいましたね…。
「梅雨明け時期」に関してはほぼ例年通りでしたが、梅雨明けが宣言されてからというものほとんど晴れてないような感じですもんね。(梅雨中はぜんぜん雨が降らずにあんなに暑かったのに…。)
本日8月17日の時点までで、30℃に達した真夏日というのは、なんとまだ7日しかありません。この数字は本当に過去最低レベルで1993年の大冷夏に次ぐような日数なんです。(前回の冷夏は2003年ですが、この年でさえ真夏日は10日ありました。)
夏大好き人間の筆者としましては無念でなりません…。週末の「多摩川花火大会」もどうなることやら…。隅田川初め、各地の花火大会は雨でずぶ濡れ状態で決行してましたが、さすがにあれは切ないですよねー。
うーん…。どうなんでしょうね。一応天気予報では8月の盆明けから最終週にかけては気温も上昇して残暑が復活の見通しとは言ってますが、お盆休みに入る前も「お盆は暑くなります!」なんて言っていてコレですから…。
筆者なりに天気図と睨めっこもしてみたのですが、現在の状況ってどうも「秋雨前線」っぽいんですよね…。
はい、そうなんですよね。
ちょっとそのあたりも含めて詳しく見ていってみましょうね。
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なんでこんな冷夏に?原因は?
ジツは今年の夏って太平洋高気圧の勢力が猛烈に強まって50%の確率で猛暑となる見通しだったんですよね。
これはラニーニャやエルニーニョとは関係無く「PJパターン(pacific-japan)」という太平洋西部の海面水温によるものなんです。
いえいえ。
これはかなり高めな見通しで、その自信の程が窺えたんですよね。
「今年の夏は暑くなりそうです。」などといった予報のことを暖候期予報と言いますが、これは半年先を予測しなければならないため通常は20%や30%といった確率で発表されるものなんです。
ですので50%の確率で猛暑となる見通しというのは、かなりの強気予報と言えるんですね。
こんな強気の暖候期予報だったのですが、やはり予報は予報に過ぎず残念ながらはずれてしまったということのようです。
予想ほど太平洋高気圧の勢力が強まらずに、反対に北にあるオホーツク海高気圧の勢力が強まり、予想外の冷夏になってしまったんですね。
下図は気象庁のHPから引用した画像なのですが、太平洋高気圧の勢力が強かった7月と比べてみると、この8月弱さがよくわかりますよね。
参照:気象庁HP
夏場にオホーツク海高気圧が運んでくる冷たく湿った空気のことを「やませ」と言い、この風が長く続くと「冷夏の原因」になるとされています。
冷夏の詳しい原因に関しては今後の気象庁の発表を待たなければはっきりはしませんが、おそらくはこの辺りが原因なのかと推察してます。
冷夏の影響も心配だ
さすがにここまで日照時間が少ないと農作物への影響が懸念されますよね。今後の野菜や米などの小売価格も大変なことになりそうです。
1993年の「大冷夏」のときのことを覚えてますか?あのときは店頭から米が消え、後に「平成の米騒動」などと呼ばれる大騒ぎになりましたよね。
またここまでの冷夏になると経済的にも大打撃です。
酒類などを含めた飲料、夏物衣料の売れ残り、エアコンなどの売れ行きの低迷はもちろん、経済というのはいろいろ枝分かれしながら繋がってますので、例えば飲料の缶や瓶、パックを作る業者さん、梱包するための段ボールを作る業者さん、それらを運ぶはずだった業者さんなどなどなど、あらゆるところが大きな打撃を受けてしまうわけなんです。
暑すぎた夏のあとの秋は消費が落ち込みますが、冷夏の後に来る秋に消費が伸びるわけではないですからね。この冷夏の影響はかなりのものになるはずです。
このまま冷夏で終わってしまうのか?
今年の夏はこのまま冷夏で終わってしまうのでしょうか。
このまま終わってしまっては本当に淋しいですし、なにより夏休みの子供たちが可哀相ですよね。
予報では8月後半は夏空が戻って残暑復活とされてますので、なんとか本当にそうなることを祈るばかりです。
かき氷やスイカもまだまだ食べたいですもんね!
ではまた^^